1996年7月


7月31日

韓国とカンボジアが年内にも外交関係を樹立することが明らかになった.北朝鮮とカンボジアは友好国として非常に関係が深かっただけに,北朝鮮にとっては大きな痛手になると思われる.

KEDOと北朝鮮の交渉で軽水炉協議は次回に持ち越しとなった.

中国が北朝鮮に対して10万トンの食料を無償で援助することなった.

洪水の被災者は数百万人に上っている模様.

7月30日

北朝鮮が米兵の遺骨を返還した.また,キム・ヨンギル下士が北朝鮮に送還された.

7月29日

韓国が北朝鮮に気象観測のために5万ドルの援助を行っていたことが明らかになった.

北朝鮮が香港で羅津・先鋒への投資セミナーを開く.

韓国の内外通信が平壌放送でアナウンサーが読み間違えをしたと報道したが,平壌放送は「でっち上げ」であると否定した.これは「金日成同志の逝去」を「金正日同志の逝去」と読み間違えたというもの.

7月28日

韓国北部が26,27日に豪雨に見舞われたときに,北朝鮮でも相当の雨量があったものと見られている.朝鮮中央放送でも同様のことを報道しているので間違いないものと思われる.去年に引き続き,今年も水害に見舞われた可能性が大きい.

国連兵の遺骨が29日に返還される見通しであることを駐韓米軍が発表.

北朝鮮の兵士キム・ヨンギル下士は北朝鮮への帰国を希望しているとのこと.

7月27日

4カ国会談をめぐる駆け引きが強まっている.北朝鮮が会談に応じれば,制裁の緩和などが行われるものと見られるが,アメリカでは共和党が北朝鮮への強硬姿勢を崩しておらず今年の末に行われる大統領選とも絡んでクリントン大統領も苦しい立場.

先頃,金正日書記の元妻・成恵琳さんが亡命を考えていると報道されたがモスクワに戻っていることが分かった.

ソウル北方の臨津江上流で流されていた北朝鮮の兵士キム・ヨンギル下士を救出した.亡命の意思があるかどうかは不明.

北朝鮮では,祖国解放戦争の勝利の日(朝鮮戦争の休戦協定の日)である今日を休日にすることになった.

7月26日

韓国の国会で国家安全企画部長が北朝鮮の情勢を報告.軍と公安要員が北朝鮮のつっかい棒になっていると述べた.

4カ国会談は北朝鮮の説得が先,と中国の銭外相が発言.

7月25日

金正日書記が気苦労でやせたと国民が心配しているという書簡が送られた. 書簡を送ったのは作家の金万栄氏.

北朝鮮から亡命してきたパク・チョルホ氏によると3日間で4人の餓死者が出ている.

7月24日

金日成主席が死の間際,金正日書記のことをしっかり頼む,と側近に遺言を残していたことを労働新聞が伝えた.

工員のコウ・ジュン氏が韓国に亡命.

7月22日

北朝鮮が4ヶ国会談への参加を来週にも伝えて来るのではないかと聯号通信が報道.

7月21日

KEDOの代表団が平壌に到着した.

7月20日

アメリカは拡大外相会議において,北朝鮮が4ヶ国会談を受諾するように圧力をかける方針.

7月14日

南北対話を呼び掛ける声明を平壌放送が発表.

7月16日

北朝鮮がデモ鎮圧用の装備を購入しているらしい.

7月14日

在日の青年達が金正日書記に会見したときに,「祖国はいま非常に大変だ,あと3年間辛抱してほしい」と語ったことが判明.

7月12日

北朝鮮がスカッドミサイルを中東に輸出していた疑いがあると報道された.

7月10日

新華社は李鵬首相が「中国は朝鮮の社会主義建設を支援する」と述べたことを伝えた.

北朝鮮から韓国に亡命してきた鄭スニョンさんは餓死者が出たことなどを聞いたことがあり北朝鮮国内が慢性的な食料不足であり,人心の荒廃も進んでいると証言した.

7月9日

8日に開かれた金日成主席の追悼大会では,金正日書記の健在ぶりと国内の安定を示そうとする色合いの濃いものとなった. また,今回も金正日書記の発言はなかった.

労働新聞は今年の天候が稲作に良い条件ではないと認めた.

コレラが流行しているのではないかということを平壌放送が否定した.

中国の北海艦隊の駆逐艦が北朝鮮を訪問した. これは先頃の外交方針の転換と関係していると見られている.

7月8日

金日成主席の死去から満2年となるが,平壌の金日成主席の銅像に多数の市民が献花をしている. また,金日成主席の回顧録「世紀とともに」の第一部抗日革命編第7巻が出版された.

7月7日

北朝鮮に軽水炉を提供する事業の一環としてKEDOの調査団が平壌入りした.

7月5日

朝鮮中央通信が伝えた詩の中で,金正日書記の国家主席就任は来年の満3年の喪が明けてからになることが明らかとなった. 儒教においては3年の喪が普通であるが国内の逼迫した事情などによるものとの見方がされている.

平壌放送は橋本首相と金大統領の会談について,「韓国の代弁者」であるとして橋本首相を非難した. 4日の労働新聞では,日本の有事対応は朝鮮半島の有事に際して日本が参戦することを裏付けるものだと批判した.

7月3日

中国が北朝鮮に距離を置くという外交方針を転換し,支援強化を始めた模様.アメリカの影響力が大きくなることを懸念しての行動と考えられる.

北朝鮮国内で自営の露店が認められたとタス通信が伝えた. 売上金の10%が税金になり残りが利益になるという.

7月2日

韓国当局は,北朝鮮の体制が近い内に崩壊するという見方に対して,建国以来の危機的な状況であろうが,党と軍が一体である限り崩壊は有り得ないという見方を発表. また,金正日書記の国家主席の就任は来年になるのではないかという観測も発表.


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