日本海軍の保有していた戦闘機のデータです. 日本海軍の戦闘機は,大きく艦上戦闘機と局地戦闘機に分けられていました.
全体的に空戦性能を第一に設計され防御は二の次とされていました. これが,戦争が長引くに連れ優秀なパイロットを多く失う結果をまねきました.
艦上戦闘機は名前の通り航空母艦に搭載することを基本として設計されていました. 太平洋戦争の初期は,空母による戦いが主で本来の活躍の場面が多かったのですが,戦争後半になると陸上基地での運用が多くなりました.
零戦の設計者である堀越技師の設計した傑作艦上戦闘機. 太平洋戦争のときは旧式化し第一線からは姿を消しつつあった.
九十六式4号艦戦の性能
もはや解説を必要としない傑作艦上戦闘機. 長大な航続力と高い運動性能,強力な火力を備えていたが,防御能力のない機体は悲劇の一因であった. 空母だけでなく陸上基地でも多くが活躍. 海軍の戦争全体を通じての主力戦闘機.
21型の性能
最初の生産型,空母には搭載できなかった.
11型を空母に搭載するために翼端を折り畳める様に改良. 戦争初期に最も活躍した.
スピードのアップを目指してエンジンを換え翼端を短くしたが航続力が減少してしまった.
32型の航続距離を回復するために翼端を元に戻した.
スピードのアップと航続能力を落とさずに性能をあげたタイプ. 戦争後期の主力で最も多く作られた.
52型の武装強化型,もはや零戦ならではの空戦性能は失われてしまった.
戦闘爆撃機として作られたが機体が重くなり実用性に乏しかった.
エンジンを金星に換装し性能向上を狙ったもの. 試作機のみ.
各型により武装が異なる. また,その他多数の派生型がある
零式艦上戦闘機の後継機として計画された. 性能を欲張りすぎたために中途半端な機体となってしまった. 登場しても米軍の戦闘機の性能が向上していたので活躍はできなかったであろう.
航空基地がない場所でも使える様にするために海から飛びたてる様にした戦闘機です. 飛行場の整備能力の低かった日本にとって,飛行場が出来るまで必要な機種として使われました.
零戦にフロートをつけて水上戦闘機としたもの. 水上戦闘機でありながら性能もよく戦争前半に活躍.
二式水上戦闘機が予想外の活躍をしたために後継として造られた水上戦闘機. 登場した時には水上戦闘機が活躍できるような戦況ではなかった.
局地戦闘機は陸上基地での使用され,基地の防衛に当たることからその名を付けられました. 戦争後期になると本土防衛のために多くの機種が設計されました.
エンジンの馬力を得るために爆撃機用のエンジンを搭載したので胴体が太い. 故障が多かったが戦争後期には B29 撃墜に活躍.
21型の性能
水上戦闘機であった強風を陸上戦闘機に改造. 中翼構造で脚が長いので離着陸が不安定で故障も多かった.
紫電を改良した機体だが別の戦闘機と考えたほうがよい. 戦争後期の傑作戦闘機であった.
プロペラを双胴のまん中に配置して,機種に武装を集中しプロペラ効率の向上を図るという計画. だが,実用性が問題とされ計画中止.
先尾翼という形式を採用することで,高速重武装を狙った野心作. 完成すれば B29 の撃墜に絶大な効果を発揮したと考えられる. 最終的にはジェット化も考えられていたという.
高々度飛行を可能にするために過給器を装備した迎撃戦闘機として計画された. だが,過給器付きのエンジンの開発がうまくいかなかった.
排気タービンの開発の遅れを補うために双発の局地戦闘機として計画された. しかし,性能が振るわず機種統合により開発中止.
ドイツのMe163を参考に作られたロケット戦闘機. 上昇能力は素晴らしいが,エンジンは6分しか持たないので,攻撃の機会は1度きりで実用性は無かった.
夜間に爆撃機を撃墜することを主とした戦闘機です.
長距離を飛行する爆撃機の護衛を目的に開発された長距離戦闘機. だが,無茶な性能を要求したために失敗作となった. 航続力を生かし二式陸上偵察機として採用された. 後に爆撃機を迎撃する夜間戦闘機として活躍した.
11型甲の性能
月光が B29 の撃墜には役に立たないと考えられたので計画された. だが,計画通りの性能が出ず.