日本海軍の保有していた一等駆逐艦のデータです. 一等駆逐艦は排水量が1,000t以上の駆逐艦です. なお,駆逐艦は自然現象,植物などの名前を付けることが慣例でした.
日本海軍の駆逐艦は,水雷戦隊を構成し魚雷を中心とした攻撃をおこなうことを主目的に設計されていました. 本来の駆逐艦の目的は魚雷艇の攻撃から艦隊を守ることで,Torpedo Boat Destroyer という名前にもあらわれています.
しかし,太平洋戦争では航空機と潜水艦の脅威が増したので,駆逐艦も対空能力や対潜水艦能力の向上が必要でした. 日本海軍の駆逐艦は艦隊決戦を主としており,対空・対潜能力が劣っているものが多く悲劇の一因となりました.
太平洋戦争当時は旧式化していた.
峯風型の改良型. 太平洋戦争では旧式化していた.
世界中を驚かせた画期的な重武装艦隊型駆逐艦. 以後の日本の駆逐艦の方向性を決定付けた. 細かく分けるとI型,II型,III型と3タイプに分かれる.
軍縮条約の制限である1400トンの船体に特型と同様の武装を積もうとした. 重心位置が高く無理があったので改装された.
初春型の改良型. 魚雷兵装が強化された.
条約切れを考慮して建造された大型の駆逐艦.
条約の制限を受けずに建造された大型艦隊駆逐艦. ここに至って日本海軍は望んでいた理想的な駆逐艦を得た. 対空・対潜能力は不足していた.
陽炎型の改良型. 陽炎型よりも対空能力を向上させていた.
艦隊を航空機から守るために建造された大型防空駆逐艦. 極めて優秀な駆逐艦であったがレーダーの発達の遅れが欠点であった.
実験的に建造された大型艦隊駆逐艦. 魚雷兵装の充実と速力が目を見張るが,対空・対潜能力は不足していた.
戦時急造の駆逐艦. 対空・対潜能力を向上させており日本の駆逐艦としては異色. 機関が缶室・機室を交互に配置する「シフト配置」となっており防御性能も高かった. 結果的に,太平洋戦争においてこのタイプの駆逐艦が最も必要であった.